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February 14, 2006

新家工業様からの手紙 - アラヤ・ランドナーとラーレー・クラブスペシャル

Jamesさんの質問に新家工業様から直接ご回答をいただきましたので、許可を得て転載させていただきます。

ありがたいことに、なんと日本語と英語の両方でたいへん丁寧なお手紙をいただきました。
このプロジェクトにかけられたARAYAの情熱が伝わってきます。 ARAYA とラーレーとの歴史にもふれられた、たいへん興味深いお話ですよ。

(以下は新家工業様からの回答を一部省略し編集したものです。 文責は Yow にあります)

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質問1) アラヤ・ランドナーについて
貴社ホームページ http://www.araya-kk.co.jp/bicycle/ran_loca-hdl.htm の写真にあるフロントキャリアとバッテリーライトの製造元はどこでしょうか?

フロントキャリアはARAYAオリジナルです。 昔ながらのライトのお尻で直付けするキャリアを再現してみました。
このような直付けできるランプは、いまや入手可能な製品はありません。
今回のプロジェクトでは、ランプメーカーでそれなりの形の金型を見つけて少々モディファイし、ハブダイナモ用にスイッチを設けました。

写真のバッテリーライトは単2x3本のもので、オーナーの方がどこかで見つけてこられたものです。 これも現在入手できるものはありません。 もし購入者の方のなかに、これをお持ちの方がおられても付けることもできるように、キャリアには台座を設けています。

このオリジナルのキャリアとライトは、量産車用に特別に作ったもので、補修部品としてのストックも少なく、ましてやアメリカにパーツのみ出荷するのは難しいと思います。せっかく注目いただいているのに残念です。

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質問2)ラーレー・クラブスペシャルについて
クラブスペシャルは日本マーケットだけでリリースされているようですが、ラーレージャパンとアラヤの関係について教えてください。 製造地は日本ですか?

ラレーは、現在世界中で販売されているブランドで、各国の市場に合った商品を提供させていただいております。
ARAYAでラレーを取り扱う際にも、ラレーと交渉して日本市場に合った商品を展開を開始しました。

ご存知のとおり、ARAYAはリムのメーカーでもあり、おかげさまで一昨年創業100周年を迎えさせていただきました。
創業品目は自転車用リムであり、創業当時は、石川県山中の特産でもある漆器の技術を応用した木製リムでした。 今後は鉄製リムの時代が来るとして2代目が欧州を歴訪し、最後に立ち寄ったのがイギリス・ラレーの工場でのリム生産で、その技術を持ち帰り日本で初めて鉄製リムを製造したのが 1915年のことです。
それ以来、ラレーとは100年近い関係があります。

自転車の製造地は、台湾製です。
今までの実績も踏まえて技術のあるところに移管しています。
台湾は、国策で自転車産業と対欧米輸出に力をいれていたこともあり、1980年代から急速に力を付けてきました。
対欧米向輸出が主であっただけにスポーツ車が主体です。
ある面では日本より進んでいるところもあり、規模の大きい生産設備などは後進である分進んだものを取り入れているところもあります。
やはり海外ということと、日本独自のメンタリティなど、生産委託先に理解が難しいところもあります。
100%パーフェクトはできていないかもしれませんが、要所要所でなるべく現地へ赴き、細部まで、確認をするように心がけているつもりです。

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Comments

自転車メーカーから返信あるとうれしい
ですよね、わたしはレーパンについて
パールイズミにメールで問い合わせしたら
非常に丁寧な内容で返信されました、
でも某社に出したメールはいまだに帰って
きません、いろいろですねw

Posted by: mh | February 19, 2006 at 08:43 PM

そのとおりですね。今回は、熱のこもった対応をしていただいたので、つい私もARAYA広報見習いのようになってしまいました (^^;) いやホンマ!これ、よおでけた自転車でっせ!

Posted by: Yow | February 19, 2006 at 11:47 PM

こんばんわ、seisho です。

>リム生産で、その技術を持ち帰り・・・Raleigh とは100年近い関係があります。

ほぉ。通常?の提携かと思っていたら、ARAYA とRaleigh の関係は深いものがあるのですねぇ(^^)y-.。o○

Posted by: seisho | February 19, 2006 at 11:57 PM

ですねえ~(^^)
なにせシベリア鉄道と船しかない時代です。 国産鉄リムの発祥には知られざる歴史があったのですねえ。

Posted by: Yow | February 20, 2006 at 10:30 PM

書こうか迷っていたのですが・・・
実はアラヤは私の地元メーカーであり、昔の自転車仲間の一人が入社して、このクラブモデルとランドナーの開発にも携わっているらしいです。・・・と、いっても彼が入社後一度も会ってませんが・・・
ひょっとしたらYowさんに返答されたのが、そのK君かも?
で、自転車屋経由で漏れ聞くところによると、メーカーとして現在入手できるパーツで80年代風のモデルを構成するのに大分苦労をしたそうです。
クラブモデルの開発に関しては、沢山の人にクラブモデルの意見を聞いたそうですが、一人ひとりのクラブモデルのイメージが全然違っていたそうです。
私も「R泥よけのステーは2本止めに」と、伝えるようにお願いしましたが・・・(笑)
件のバッテリーライトは、私も今だに使っているナショナルのライト(80年代の定番商品)にそっくりですが、ホルダーが付いていないので別物かな?

Posted by: 腹~・ポッタ~ | February 26, 2006 at 11:46 AM

担当は営業部のNさんという方でしたが、ここに掲載したほかにもいろいろなお話をきかせていただきました。 ヘッドライトの金型探しにはじまり、泥除けステーの取り付け角度にまで、こまかい指示をしているそうですよ。 担当者としては「まだまだ」という思いもおありのようでしたけれど、私の知る限り量産ランドナーとしては極致といえるものかもしれませんね。
バッテリーライトは英文の回答にあるようにナショナルだそうです。 腹ポッターさんご明察!

Posted by: Yow | February 26, 2006 at 02:20 PM

はじめまして。
1月にラーレーのクラブスペシャルを手に入れました。そして、先日たまたま、話題になっているナショナルの「探検ライト」を見つけて付けてみました。ただ、このサイズはちょっと大きすぎる感じですね。単1x2のやつを復刻してくれれば結構売れると思うんですけど。

Posted by: エスペラ | March 19, 2006 at 11:06 PM

エスペラさん、いらっしゃいまし!
ブログ拝見しました。 タイトル写真のラーレーが渋いですねえ。 やっぱいい自転車ですねえ、これ。
タンケンライトですけどね、世田谷の長谷川さんで作って売ってるLEDのライトをこのあいだ見たんですが、ひょっとしてちょうどサイズがよさそうかも・・・ って、馬鹿高いんですが (^^;)

Posted by: Yow | March 20, 2006 at 08:32 PM

こんにちは。
サイクリスト・リングに入れていただき、ありがとうございました。こちらからもリンクさせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by: エスペラ | March 22, 2006 at 09:36 PM

こちらこそー!よろしくお願いします。
エスペラさんのラーレーのインプレッション、参考になりました。

Posted by: Yow | March 23, 2006 at 02:07 PM

もうすぐ70歳になります。自転車からはなれて50年、1ヶ月前から自転車を始めました。今、乗っているのは20年前?に息子に買ったアラヤのマウンテンバイクです。しっかりしていてまだまだ大丈夫ですが、アラヤを求めて検索をし、辿りついたのがラレーです。ランドナー完売にがっかりし、RF7完売にがっかりし、RF-Sを購入することにしました。このブログでアラヤとラレーの関係を知り、すっきりしました。ブランドについては全くの門外漢です。

Posted by: Nomura | July 24, 2009 at 01:38 PM

Nomuraさん、コメントありがとうございます。
古い記事もこうして探し出して読んでいただけるんですね。感激です。

そして、古希でなお、あらたなご挑戦とは!
カラダの年齢とココロの年齢は別、なんですね。
私は自転車に乗っているときは自称13歳ですが、まじめにこれを維持したいと思いました。
RF-S の写真をみましたが、ゆったりとして軽そうで、乗りやすそうな自転車ですね。
こういう最新のよく出来た自転車を見ると、私のホルクスはちょっとジジムサいなぁ(^^;)

Posted by: Yow | July 26, 2009 at 11:34 PM

こんばんわ。
アラヤとラレーの素晴らしいコラボレーション!
私もこの春、ラレーのロードを購入し、ぞっこんです。
良いお話聞かせていただきありがとうございました。

Posted by: dadashin | July 18, 2010 at 07:54 PM

dadashinさん、コメントありがとうございます。
ラレーのロードといえばカールトンでしょうか?
いいですねー かつての名車のイメージが期待を裏切らずにいい感じで蘇ってますね。
ARAYAブランドではスポルティーフまでラインアップに加わって、ひさしぶりに古巣に戻ってきた自転車少年たちに「走ろうぜっつ!」と誘っているかのようです♪

Posted by: Yow | July 24, 2010 at 10:37 PM

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