あけましておめでとうございます - サイクリストの初夢

この数年、自転車趣味に復帰した先輩方が多くなってきましたね。

ベテランのサイクリストがどんどん復活を果たし、若い世代と同じサイクリングロードを走るという楽しい風景がすでに現れてきています。 これを見て、なるほど 2007年問題も自転車の世界では楽しい影響を及ぼしはじめているぞ、などとと言うのは早計かもしれませんが。

インターネットの成熟を契機にして情報を発信しはじめたベテランサイクリストは、奥深く幅広い自転車の楽しみ方を若いサイクリストにインプットしていきます。 あるいは新しいやりかたを試しては、その世代なりの上手な使い方をなさる。 ベテランの方がそういうお役目を自然発生的に始めていらっしゃる。 頼もしい限りです。 ぜひ床の間の自転車をどんどん見せびらかしていただきたいですね。

そうやって受け継がれ語り継がれていくうちに、いずれきっと成熟した自転車文化ともいうべきものが日本にも醸成されていくことでしょう。

そして、これが過去のサイクリングブームと違うのは、それこそご隠居さんから子供たちまで、幅広い世代がかかわっているということ。 そしてひとつのスタイルのマスプロではなく、ビンテージからリカンベント、レーサーからママチャリにいたるまで、それぞれの多様なスタイルを気ままに楽しんでいらっしゃる、ということではないでしょうか。
したがって、これは一過性のブームではなく、きっともう少し腰の据わったライフスタイルとして定着しつつあるものなのではないかと思えるのです。

自転車乗りであることは、それだけで幸せなことです。

でもね、日本のサイクリストはもっと幸せな環境を与えられてもよいはずです。 いつまでも道の端っこで幅寄せに怯えているなんていうのは、はやくオシマイにしたいものです。

そこで、ですね、このさい自転車マスコミのみなさまには、もうひと頑張りしていただいてですね、新しいライフスタイルとしてもっと一般に認知されるように、もっとしっかり盛り上げていただきたい。 そして世論に引っ張られてプアな日本の交通インフラが改善されていく、というところまで認識が広がるといいなあ、などと思うわけです。

ついでに行政関係のみなさま。 高齢化社会に健康をもたらし、温暖化現象にストップをかけ、輸出入を増やし、レースイベントは幅広い経済効果を生み出す。 いいことづくめの自転車のために、たとえばオランダのようにまともなインフラを整備してくださいな。 成熟した市民に成熟したインフラを用意するのは、お国の義務です。

おっと、調子の乗ってハナシが大きくなりすぎました (^^;)ゞ
ちょいとでかい初夢、ということで大目に見てくださいませ。

ということで、今年もまたよろしくお願いいたします。