2005東京国際自転車展 - やっぱり LOHAS なの?
初日にちょいと寄ってきました。
遅い時間だったせいか、祝日なのにずいぶんすいてましたよ。 業界関係者ばかりが多くて、なんだか居心地がわるかったな。
で、しょっぱなから、こういっちゃあナンですが、内容は去年に比べるとなんだかぱっとしない印象。
ま、ワタクシ的には、たぶんアウトレット・ショップがなかったせいだな。 イッキに物欲が盛り下がっちゃっいましたから。
というわけで、ちょっとテンション低いまま、だらだらとレポート開始・・・
まずは去年の注目株サンエスさん。
今年も路線は継続。 リベンデールのモデルは同じ。
それに加えて TESTACH の完成車を前面に展開。
TESTACH のカーボンとスチールのハイブリッド。 こういうカラーリングは今風なの?
カスタムバイクコレクションと匠の世界のエリアが、やはりいちばんテイストが合います。
KIYO Miyazawa のスーパーお宝クロスバイク。
カンパ50周年パーツセットに木製チューブラー・リム。 博物館的モデルですね。
キッズ用の本格的モデル。
ウチのチビも、メット被るのがいやだ、って言わなくなったら買ってやってもいいな。
ご存知ケルビムが今年はブースを構えています。
スチールフレームのクラシック路線だけどひと味違います。
ゼロヨン・イベントのコーナーにあったケルビムのミニ。
シートチューブにもヘッドセットが付いてます。
ということは、くるっと回して畳みましょう、という仕掛け?
ペダルにはハーフクリップに革巻き。 このへんの趣味が好きです。
富士サイクルのタンデムモデル。
ツーリングに使えそうなタンデムが14万ってえのは安いんじゃないですか?
タンデムをラインナップに加えてくるということは、かなりマーケットが成熟したと見ているということかな。
コルナゴは山岳王ラスムッセン・モデル。 なんだかすでに懐かしい気分。
フェラーリ・モデルはもちろんかっちょええ。でもあんまり新味はないな。
ミヤタのコーナーでは、今年も栗村監督がせっせと働いてらっしゃいました。
でも聴衆は関係者ばかり。そういえば照明も暗いなあ。 おつかれさまです。
ローバーの24インチホイールのシティーモデル。
週末のサイクリングを楽しむにはこれで十分な気がする。
それなりに良いクオリティが安く手に入るようになったという印象。
これはたいへんよいことですね。
これはミニチュア。
なつかしのフラッシャー付き自転車を再現した食玩が12月に出るそうです。
かなり良くできてます。好きな人にはタマランでしょう。
エレクトロボーイZとかいう名前にピンとくるオジサマは要チェック。
愛知万博にも出たという、これぞ卵型自転車。 未来的です。
まだ80万もしますが、こういうのが車道を占拠している光景を見てみたいものです。
試乗コーナーで試乗できます。
こちらは「電動リンタク」というベロタクシー。
いさぎよく人力で汗をかきかき頑張るベロタクがワタクシ的には好ましいですが、電動アシストもよい解決策には違いない。
ふつうの電動アシスト自転車も今年目立っていたジャンルですが、しかしヤマハは電動バイクだけを展示。
ペダルをこがない乗り物は自転車なの? どうなのよ。
丸石自転車さんは Jamis Bicycle というブランドを紹介しています。
レイノルズのフレームパイプを使ったロードモデルなど、なかなか趣味の良いラインアップ。
ブリジストンのステージはベルトドライブのママチャリがいち押し。
たしかに雨ざらしになるママチャリにはベルトドライブが向いてますね。
で、裏にまわるときれいなモールトンがあります。
革のバッグは3万5千円だそうですけど、おひとつ買ってみますか?
折りたたみ自転車の歴史コーナーには、ビンテージなモールトン。 とってもいい味わいです。
この A-Team というのは 台湾関連らしいのですが、よいテイストを提案してます。
こんなお嬢様自転車はいいですね。変速機つき。
これも A-Team の X型フレーム。
ここに限らず今年のミニは Xフレームのものが目立つような気がしました。
乗り降りのしやすさが街乗りに向いていますし、剛性もよいのでしょう。
ミニといえば JEDI の高級モデルはフレームの光沢仕上げがウリ。
磨いて光らすのって、やっぱみんな好きなんだよな、と妙になっとく。
さて、アトリウムのはしっこに、「ロハススタイルバイク」というコーナーがありました。
東京自転車生活でおなじみの Jynx さんもご紹介なさってますが、やっぱりロハス (LOHAS: Lifestyles of health and sustainablity) という言葉は流行ってるんですね。 ヘルシーで持続可能な生活様式。 そりゃあ、いけいけドンドンでやってきたアメリカでは新鮮かもしれないけど、そんなこたあ昔のニッポンじゃあ、あったりまえの生活様式だったんじゃあなかったっけ? という気がしないでもございません。
展示してあった自転車もいったいぜんたいどこが LOHAS っぽいのか、よくわからんしなあ。
う~む・・・この目ん玉のあたりがとっても LOHAS ?
自転車乗りに向けて、ちゃんと手入れして何十年でもだいじに乗り続けようよ、というメッセージを発信するのがよろしかったような気がしますよ、ワタクシは。
ということで、おっ!というようなものもとくにになく、1時間でじゅうぶん見てまわれました。
昨今いろんなものを見慣れてしまったせいもあるのでしょうが、なんだかいまいち。
好意的に解釈すれば、なんとなく全体に「質感」や「生活」に向かうようになったのかなあ、という印象はあります。 2004年にはロードバイクを中心としたブーム盛り上げのパワーがあったかもしれませんし、今年はそれが成熟に向かってきたということかもしれませんね。
しかしねえ、せっかく注目していたのにアラヤはどうしたの? デローサは? ピナレノは? バイクフライデーは? ブルックスは? カンパニョーロも無し?
それに引きかえ、とにかく中国・台湾の勢いがすごいです。 お時間があればぜひチャイナにいらしてください、なんていうビジネス会話があちこちで聞かれます。 いったいここは本当に東京なのか? 大丈夫かよニッポン自転車業界、って、よけいな心配をしてもしょうがないですが。
まあまあ、そう盛り下がらんでも・・・
こういうおねいさんにも会えますから。
こんなインパクト最高の自転車を紹介してましたよ。 顔は面白いけど、どお?
ま、ワタクシ的にイチオシはこちらのお嬢さんですけど・・・
って、そんなことはどうでもいいですか? そうですか。 だーもスミマセン!
そうそう、こんなひとにも会いました。 サカモトさんちの新型自転車の名前が龍馬だそうです。
しかしねえ、自転車展に行っていちばん盛り上がったのが坂本龍馬のハナシだったというのはねえ・・・
ま、いっか。 今日は走りに行ってきまっす。
追記) なるほどわかった! 来週は サイクルモード2005 があるんですね。 ビッグサイトがしょぼかったのは、そういうわけだったのか。
物欲を刺激されまくりたいなら、幕張に行くべきかもしれませんねえ (^^)
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