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October 19, 2005

ストロングライトの謎 - テーパー実測プロジェクト続行中

日々の発見 でおなじみの Huret2100 さんから、TAとストロングライトの実測データをご提供いただきました。 これでようやくフレンチの主役が揃いました。 Huret2100 さん、どうもありがとうございます。

さっそくデータを加えて、計算表を更新しました。

Click to enlarge(クリックで拡大します)

ストロングライトが 116mm/120mm と 123mm でテーパーサイズが違うという Huret2100 さんの発見は、ちょっとした驚きです。 これで Aha! 体験しちゃっう方がいらっしゃるんではないでしょうか。

たとえばですよ、仮に 120mm と 123mm でシャフト右側寸法の差分が 3mm 長くなっていたとすると、これに同じクランクを嵌めたときのチェーンラインは テーパーの差 1.4mm を加えて 4.4mm 外にずれるだろう、ということがわかるようになっちゃったわけです。

しかしまあ、なんでストロングライトはそんなへんちくりんな仕様なんだろう。

手元にあるストロングライトのクランクを同じシャフトに嵌めてみたことがありますが 49D と 93 でやはりテーパーサイズが違っていて、ストロングライト 93 は 49D より 2mm 程度浅く嵌ります。 つまりこの表のシャフト側テーパーに当てはめると 0.15mm 程度、クランク側のテーパーも細いということです。
このへんが、同じストロングライトでも 116/120mm と 123mm のシャフトのテーパーが違うのか、ということの説明になりそうな気もします。 つまり 93 用と 49D 用で、それぞれ純正シャフトというものがあったのではないだろうか、という推理もありえると思うのですが ・・・う~ん、いまひとつすっきりしませんね。

それに引きかえ、TAのテーパー寸法は首尾一貫していて信頼できそうなムードが漂っています。 製品バリエーションを増やさなかったことが吉ということでしょうか。
もしカップ&コーンのBBでチェーンラインを調整したいと思うなら、TAのシャフトで長さの違うやつを揃えておくほうが、わかりやすくていいということになるかもしれません。

◇◇◇

さて、そういうわけで、まだまだ引き続き気ながに実測データを募集しておりますので、よろしくお願いします。

こんどはレストアに便利な現行パーツのデータがわかるといいですね。 比較的入手しやすいシマノのシールドBBや、最近のTA、ストロングライトのシールドBB、あるいはフィルウッズのBBなんかがあると、みなさん便利に使えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

もうしばらくすると寒くなりますし、じっくりBBのメンテをなさるときなんかに、ちょっと思い出してノギスを当ててみてくださいませ (^^)

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Comments

おおーすばらしい表ですね!お役に立ててうれしいです。うちのシャフト、何遍測ってもこうだったんです。TAのほうがストロングライトよりも当てになりそうだってのもなんとなくうなずけるものがあります。うちの現役は3台ストロングライトですけど。そういえばストロングライトはやわらかいとか、いきなりシャフトが折れて左クランクが地面に落ちたとかいう話もありましたっけ。悩ましいだけにかわいい?困ったちゃんですねえ。 

Posted by: Huret2100 | October 22, 2005 at 09:30 PM

うわあ、シャフトが折れるってのは凄い話ですね。 落車確実。 怖すぎです。 ということは、ダンシング厳禁、もがき不可。 上品にそお~っと乗らないと・・・ (^.^;)

Posted by: Yow | October 25, 2005 at 12:20 AM

もともと旧車にはあまり詳しくないのですが、コッタードクランクのフランス車をリビルドしているうちにストロングライトのコッタードシャフトにフレンチ規格用とBSC規格用の2種類の太さがあるこらしいことがわかってきました。もちろんクランクも2種類有ります。
コッターレスの方も古いものには同じストロングライトで国内用と輸出用でシャフトテーパーに2種類ある可能性がありますし、そうだとしたらクランクもシャフト口のテーパーに2種類ある可能性があります。
私はコッターレスのストロングライトを使ったことがないので推測に過ぎませんがYOWさんの考察のお役に立てばと思いご報告しました。

Posted by: minivelo20 | November 17, 2005 at 09:20 AM

なるほど。 あっちにいただいたコメントとあわせると、つまり、輸出用ならペダルネジの表示が 9/16x20 フランス国内用なら 14x1.25 の表示のはず。 その表示の違う49D同志、あるいは93同志でテーパー寸法を調べてみよう、というミッションですね。 ん~、これはまたムツカシイ (^^;)
あいにくウチにはそれぞれ1セットしかないですし、49Dにはスレッド表示がなく、しかもあとからタップを通しなおしたものかもしれないので、あてにならないし。

これもまた先輩諸兄からの情報提供をおねがいするしかありません。 なにか手がかりをお持ちの方、いらっしゃいませんか?

Posted by: Yow | November 17, 2005 at 07:01 PM

特にシャフトの方は、まだ規格によって2種類あったとはいいきれないのですが、クランクは9/16×20でノギスでの実測が15.8mmのものが手元にあるんです。
で、素人の疑問としてシャフトはどうなんだろう?
ないほうがおかしいのではないかと思ったのですが…真相は未だ謎です。
比較的には新しく、残存数も多く検体の豊富なコッターレスにもしも規格差があったらコッタードにもあった可能性が高くなると思って伺った次第です。

Posted by: minivelo20 | November 17, 2005 at 07:42 PM

はやくも有力情報が・・・
http://blog.livedoor.jp/minivelo20/archives/50410078

なるほどコッタレス方式はフランス発祥なんですね。

Posted by: Yow | November 19, 2005 at 09:36 AM

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Tracked on November 17, 2005 at 09:32 AM

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