出撃！ライトセイバー 二本差し

台風の通り過ぎた空は特別な色を見せてくれてましたね。
しかし、こう夕暮れの写真ばかり続けていると、なんだかすっかり たそがれブログ って感じですが (^^;)　　・・・まあいいか。

で、なにかというと、涼しい夜を楽しむために、いまどきのＬＥＤライトを試してみました、
というオハナシです。

世の中にはライトマニアという人たちが居るんですねえ。 びっくりしますが。 あちこちに詳しいレビューレポートがあって参考になります。
どうやらラクシオン (Luxeon) のＬＥＤってえのがいいらしいというので、さっそく近所のホームセンターでよさそうなやつを選びました。

自転車用としては、明るくて遠くまで照らせるというだけではだめで、焦点の周辺をどう照らしてくれるかがポイントのようです。 そういう点では強いフォーカスがなくて広めに照らしてくれる、この LED Lenser V-Square というモデルは比較的自転車に向いています。

あまり高くもないし電源は単４サイズなので、充電式のニッケル水素電池(NiMH)を使えば経済性もなかなかよろしい。 小さくて軽いのもたいへんよろしい。
ただし明るさのピークは２時間くらいしか続かないらしいので、本格的にナイトランをしようというときには力不足ですね。

とても直視できないくらいの光量なので夜道ではじゅうぶんに目立つのですが、この手のライトは横に光が漏れないのと点滅モードがないのが残念。 周囲の車や歩行者からの視認性という点では自転車用の点滅式ライトとの併用を考えたほうがよいようです。

さて問題は、これをどうやって自転車に取り付けるか。 あまり大げさなことはしたくないし、ハンドルバーにつけるのは邪魔くさい。 フロントキャリアも付けたくないし、振動するフォークにくくりつけるのも難しそう。
ホームセンターをぐるぐると歩きながら、ふと見つけた６０ｃｍのベルクロテープで、試しにフレームに縛り付けてみることにしました。

巻きはじめをちょっとテープでフレームに止めて滑り止めにしておいて、余分な長さをフレームに巻きつけていくとちょうどいいクッションになります。 最後のひと巻きでＬＥＤライトをぎゅっと締めてやればＯＫ。 ライトのボディーにローレットが刻んであるので、意外としっかり固定できます。
できれば裏がゴムコーティングされたベルクロテープなんてのがあるといいんですが、そういう製品はないのかな。 ヒットすると思うけどな。

というわけで、ステムに取りつけた点滅式のＬＥＤライトと使い分けるようにして、ＬＥＤライトの二本差し。 まあ、それほど違和感もないし、ちょいと戦闘体制という雰囲気がでてきましたよ。
さあ暗闇に突撃だ。

ちょっと緊張しながら真っ暗な道をＬＥＤの白い光で切り裂いていくと、もう気持ちはすっかり中学生。

蝉時雨のような鈴虫の大合唱なんて、聞いたことがありますか。 ものすごい３Ｄサラウンド体験ですよ。 かと思えば、光に驚いて道の真ん中で立ち止まるサワガニ君に謝ってみたり。 　
う～む・・・ なんなのあのおっさん、って言われそうですが、面白いんだからしょうがないね。
暗闇の森は、おっさんだってどきどきの小冒険です。

でも１Ｗクラスの Luxeon では、もの足りないなあ。　もっと明るいライトが欲しくなります。
あれ？うっかりライトマニアの道に踏みだしてしまったかも・・・