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July 16, 2005

ツール・ド・フランス - アルプスのおさらい

まじめなレースレポートは、ヨソで探してね。

stage 10
いよいよアルプス。 雄大な山。 厳しい厳しい勾配。 今日は山頂ゴール。

ブロシャール、時速100キロのダウンヒル、速えーっ!
そのブロシャールを捕まえて引き戻すサンチェス、それを受けてヤクシェのロケット発射。

その後ろをディスカバリーが淡々と引いていくプロトン。 やっぱりな。 昨日は死んだふりだったな。 今日はやる気だね、ボス。

いよいよゴールへの一級山岳。 さあ本番だ。
ディスカバリーはアゼベド、ヒンカピー、ポポビッチ、三段ロケットの構え。

ああベローキが切れた。 でもここまで来てくれた。 もういちど「おかえりなさい」を言おう。
モロー、ボテーロ、おっとビノも、ここまでか。
しかしラスムッセンはいつでもアタックする構え。

さあ残り一枚だぜボス!

ポポビッチが最後のブースター点火して、ついにランスのロケットが爆発。
堪えきれずにウルリッヒ、落ちた。ランディスも。

ラスムッセン、マンセボー、バルベルデ、そしてバッソがついていく。
逃げていたヤクシェを捕まえて、ランスロケットは止まらないぞ。

(やあ、悪魔おじさん、ここにいましたか。 いつもながらいい位置取り。)

残り6キロ。 ついに、バッソが落ちていく。
その後ろ第2グループで追撃するウルリッヒ。 その形相はだれより凄い。
決してあきらめない男。

ランスは余裕たっぷりだ。 先頭グループをひと睨み。 王者の貫禄。
ラスムッセンのアタックが鈍るのも無理はない。

もう十分なタイム差を稼いだ。
ゴール前、さて行くかと、ランスがアタック。

バルベルデにステージをちょっと譲り、ゴールで握手。
ボスは次の時代を彼に託した。
バルベルデには新人賞もついてきた。 しみじみと、嬉しい表彰台。

バッソは1分遅れでゴール。 じゅうぶんに強い。
ヤクシェ、ランディス、ウルリッヒ、第2グループで2分遅れ。 これだってすごい走り。

でもやっぱり今年もいつものランスだ。
たった一日でライバルに2分以上の差をつけて、完全に王座におさまった。
もう誰もいないのと同じ。 まいった。

そろそろ各賞に(当確)がついちゃったかな?

stage 11
マドレーヌ峠を越えてガリビエ峠。いわずと知れた超級の山岳。 数々の名勝負の舞台だ。

最初の峠をビノクロフ、ボテーロ、が逃げている。 マルティネス、ペレーリョと4人。
しかしほんの一分半しか逃がしてもらえない。 プロトンはディスカバリーががっちり支配。

しかし今日のビノは強いぞ。 ガリビエのてっぺんめがけて一人旅。
総合順位をどんどん詰めていく気だ。 残り5キロで3分のリード。でもまだ3分だ。
ディスカバリーもやすやすと逃がしてはくれない。

拍子抜けするほど静かなガリビエ越え。 もうだれも暴れないの?
ディスカバリー鉄壁のガード。

最後は40キロのダウンヒルだ。

かっとびボテーロ、ビノに合流。時速100キロで逃げる。
山を下り、町を駆け抜ける、ものすごいローラーコースター。
映像のスピード感はモナコのF1以上だ。

これだけ走ってきて、まだゴール・スプリントするなんて、まったくものすごい奴。

今日は俺の日だぜ! おれがビノクロフさ。 そういうガッツポーズ。
カザフスタン共和国出身。 ビノくんはアジアの仲間なんだよね。

stage 12
ああ、なんとグリーンジャージのボーネンがリタイヤ。 これが今日一番のニュース。
キャンセル待ちのお客様、ポイント賞はただいま空席でございます。
スプリンターが色めき立つ。

イエローを脱いだばかりのフォイクトが、昨日の峠でタイムアウト。 たったの39秒遅れ。
厳しい、ほんとうに厳しいレース。

今日、天国に上る男。 今日、地獄に落ちてしまった男。
映っていないところでも、このでかいツアーはドラマを生み続けている。

そして今日はフランス革命記念日。
フランス人なら勝たねばならぬ、という特別な日。

プロトンは逃げ集団を容認。 レースもどうやらまったり。 きょうはみんなお休みかな。
テレビを見ている私は夏風邪をひいて、リタイヤ寸前。 ゴールまで寝てようかな。

とおもったら、最後に根性の入った逃げを見せてくれたフランス男。
モンクティエ、うれしい勝利。 フランスは大喜び。

あれ? ラスムッセンの表彰台にフランスのヒーロー、ビランク登場。
すっかり丸顔になったビランク。 うぷぷ。

stage13
今日はアルプスを終えてピレネー前の移動ステージ。
美しい山。 木陰の道を進むプロトン。 プロバンスの風。 気持ちよさそうだねえ。
ゴールまで寝て待とう。

今日も最後まであきらめない男たち、ホーナーとシャバネル。
ゴールぎりぎり。 200m前で逃げがつかまる。
スプリントは横綱マキュアンがもぎ取った。

ゴールしてすぐに、マキュアンはチームメイトを抱きしめた。
結果からみるとロット・チームは、じつに絶妙なペースでプロトンをゴールに導いたことになる。
頼もしい仲間。 きっちり勝ってくれる親分。 この悪ガキみたいな顔を見よ。 いいチームだ。

ボーネンがリタイヤして、今や明らかにマキュアンが最強のスプリンター。
しかしポイントを稼げるステージは残り少ない。
グリーンジャージの戦いはシャンゼリゼまでもつれ込みそうな予感。


さあ、いよいよピレネー。
このまま何も起きないでほしい。 いや何か起きてほしい。 どっちだ。

(写真: Eurosport )

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