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September 06, 2004

フィリップのステムと磨き派サイクリストの休日

このところ雨の休日が続いて思うように自転車に乗れませんが、「磨き派サイクリスト」は へっちゃらです。 雨なら雨なりの楽しみをするまでのこと。 さっそくコンパウンドを取り出して、やりかけていたステムの仕上げにかかります。

phillipe_parts.jpg

どうせ土日とも雨だし、このさいじっくり工作もしてしまおうと決めて、ノコギリでゴキゴキ始めます。 ステムを固定する方式を斜ウス式に改造です。 こうすればステムを取り外すときにトンカチでひっぱたかなくても済むようになります。 古いモノのちょっと不便なところを現代風に直して使おうというわけです。

このフィリップ製のステムはたいへんな年代モノですが、オリジナルのまま大事にコレクションしておこう、などというお大尽なことは考えません。 いったん手に入れてしまえば遠慮なく手を加えてしまうのが流儀です。 古かろうと新しかろうとモノは生かしてなんぼ。

そうと決めたら迷わず、バッサリとやってしまいます。 ノコがちょいと曲がって、へたくそな仕上がりですが、なんとか固定できるようにはなりました。

お次は、ちいさなコルクの詰め物を作ります。 材料は台所に転がってたウイスキーのふたです。

このステムは軽量化のためかエクステンション部分の中が空洞になっていて、穴が後ろまで貫通しています。
ところがこれで雨の中を走ると、この穴から水が入り放題になることは明らか。 放っておくとフレームの中が錆びてしまいます。 そこで、コルクを穴の形に削って、シェラックニスを塗って押し込んでおけば、見た目もオシャレで防水も完璧。 なかなかいい解決策です。

そうするってえとバーエンドもコルクにしないといけないな、と、次の工作テーマも自動的に決まりです。 コルクを仕入れなきゃならないし、たまにはワインでも買ってこようかな。 ・・・みょうに高くつきそうです。

さて、あとはコンパウンドでキズ取りをして出来上がり。 ちょっと仮組みして様子をみます。 なかなかの高級品になってきましたよ。

phillipe_and_bar.jpg

こうやって40年前の部品を磨きながら、ふと、街角で乗り捨てられて朽ちているたくさんのママチャリのことを考えたりします。

良いものを選んで永く使う、壊れたものは直して最後まで使う、こういう暮らし方のスタイルは昔の日本人はみな持っていたものだろうと思うけど、いったい俺たちはどうなっちゃってるんだろうなあ。
えらそうに言っちまうけど、これは家庭教育の課題だな。 ウチのちび達には、せっせとボロ自転車を手入れするオヤジの背中がどんなふうに見えているだろうなあ。

そんなことをつらつら考えながら、雨を横目にたっぷりと工作を楽しんだ休日でした。
でも、まだまだ未完成。 秋の長雨が来ても、まだ楽しめそうです。 降るなら降りやがれ、ってとこです。

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磨き派サイクリスト、痺れます。 道具は使ってなんぼ、同感です。 私もヌーヴォ・レコードを街乗り自転車で使い倒してます。 [Read More]

Tracked on September 06, 2004 at 11:59 PM

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