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July 22, 2004

STAGE16: ラルプデュエズにパンターニを見た

lance.bmp

東京自転車生活 :: dentama.net: 超人 ツール・ド・フランス Stage 16

圧倒的な速さでライバルとの差を充分に広げながら、なおも全力でスプリントし、
ゴールラインに自転車を投げ出して0.1秒でも奪い取ろうとするランス・アームストロング。
ライバル達は見事なまでになぎ倒されてしまった。

じつに素晴らしい超人。しかしそれだけではない。
ラルプデュエズで1997年にマルコ・パンターニが打ち立てた史上最速記録に
わずか1秒遅れでのゴールである。

なるほど、じつは今日の彼のライバルはマルコだったのだ。
彼は目の前を走るマルコの姿を見ていたに違いない。
かつて互いに称え合ってゴールした天才クライマーを追っていたのだ。

すでに彼の敵はリザルト・リストに並ぶライバル達ではない。
きっとランスは歴史を相手に戦うというモチベーションを持っているに違いない。

無難な戦術で6連覇を守りきるだけでは充分ではないのだ。
王のなかの王者であることを証明してみせること。
歴史に刻まれるに値する男であることを証明してみせること。
それがきっと彼にとってのミッションなのだ。

王者であればこそなしうるでっかい仕事である。

しかし彼はそれをじつにアメリカ人らしいやりかたでやり遂げていく。
磐石なチームビルディング、綿密なプラン、隙のないリスクマネジメント、
そしてプランどおりに全員が全力でやり遂げるモチベーション。
このプロジェクト・チームをひっぱるミッション・ステートメントはきっとこうだ。

歴史を作ろうぜ

しかしヨーロッパ・レース界のロマン主義はこういうアメリカ人の実際主義を
もはやだまって受け入れるしかないのだろうか。

たしかにフェアだけど、いつもちょっとやりすぎるアメリカ

そんなブーイングが沿道から聞こえてくるような気がする。


・・・え~と、つまり何を言いたいかというとだな。

お願いだからヤンに一勝させてやって! 頼むぜ!

そゆこと。

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Comments

まさに、アメリカ対ヨーロッパ、リアリスト対ロマンチストの戦いですよね。まぁ、実際は様々に複雑な要素が絡んで単純化できないかもしれませんが、西欧社会の生々しさがみえて、日本人の私にはとても面白いです。

ご紹介ありがとうございます。
コメントが遅れ、失礼いたしました。

Posted by: jinx | July 23, 2004 at 08:58 PM

Jinx さん、
おっしゃるとおり、日本人は面白がっちゃえばいいんですよね。 そのうちアジア勢が5人も10人も参戦するようになれば、さらに面白くなるでしょうね。

Posted by: Yow | July 24, 2004 at 01:27 PM

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Tracked on July 23, 2004 at 08:54 PM

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